西陣織技術と機能繊維を応用したウェアラブル

  • HOME
  • 西陣織の帯工場として培ってきたノウハウとテクノロジーの融合

廃業寸前からの復活 世界中から依頼が殺到する京都の老舗メーカー

西陣織の帯工場として培ってきたノウハウとテクノロジーの融合

西陣織の帯工場から始まり、老舗の繊維メーカーとして培ってきた「ものづくり」のノウハウと
テクノロジーの力が融合するとき、予測可能な未来を導くことができる。
導電性を備えた銀メッキ繊維(糸) を製造販売する京都の繊維メーカー。

この糸を採用した着衣型ウェアラブルデバイスと、センサーやBluetoothなどを内蔵した着脱式
トランスミッターとを組み合わせてユーザーの生体データを取得し、トランスミッターから
スマートフォン、専用アプリに転送しつつクラウドで解析するまでをワンストップで
提供するサービスを展開している。

これは糸だけでなく、市場化するために行ってきた独特の“織り”に秘密がある。
アナログの職人による微妙な技術で、よそでは真似できない。独自の織りによるこのウェアは伸び
縮みする布そのものがセンサーであり、肌に貼りついているわけではないのに正確なデータを取る
という画期的なものとなる。

この企業の目標は、世界的規模で訪れる少子高齢化や労働人口減少の問題に応えること。
産業分野では、建設業や運輸・製造業における作業員の体調不良の検知、ストレスや疲労度の把握、
眠気、転倒の検知などを可能にする。スポーツ分野でも、プレイヤーが着用することで、筋肉疲労
などの把握、ストレスや緊張度の監視、最適心拍ゾーンの確認などに役立てる研究を進めている。