長く革新を続けていけるのは身の程をわきまえているから

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創業 314 年の老舗企業が革新し続ける訳とは…

金属箔紛に絞った事業展開をかたくなに守り続けてきた老舗企業

⻑年にわたり仏具や美術品に用いられてきた⾦属粉・⾦属箔の専門技術をベースに、印刷用原料などの
装飾用途から、高速伝送性・耐屈曲性を兼ね備えた金属箔や、ナノ粒子、3Dプリンタ用の金属粉などの
先端素材まで、時代の要請に応えるさまざま素材・用途を開発し、幅広い産業分野で活躍している。

創業以来300年、経営体として時代の荒波を乗り越えられたのは、異業種との交流で得られた情報や
人脈を活用することで時代の需要に応じた最先端商品を継続的に開発することができたからだ。
そういう開発を可能とした企業文化の存在に対しては、経営者が数代に渡って技術屋が続き、組織
としての技術開発マインドが強い文化を有していたことがその背景にある。

「金属の箔とか粉末を、いかに加工して、いかに人のためになるか。そういうコア・ミッションから
離れないことが、自分の身の程をわきまえるということ」であり、長く革新を続けられる企業マインド
がここにある。